日本相撲協会は19日、元大関で東十両5枚目の栃ノ心（春日野）の現役引退を発表しました。栃ノ心は2006年に初土俵を踏み、17年間の相撲人生に別れを告げました。今場所の5日目に島津海（放駒）に敗れ、序盤の5日間で全敗となってしまいました。

引退会見で栃ノ心は国技館で感謝の気持ちを述べました。「1月の初場所で左肩を負傷し、それ以降自分の相撲が取れなくなりました。何度もけがを乗り越えてきましたが、今回も乗り越えることができず、相撲を取ることが怖くなりました。ファンの皆さんにこのような相撲を見せるのは恥ずかしいと思い、申し訳なく思っています。引退することを決めました」と述べました。

栃ノ心はジョージア・ムツケタ出身で、2006年に初土俵を踏みました。2018年の初場所ではジョージア出身力士として初めて賜杯を手にし、同年の夏場所後に大関に昇進しました。大関としての在位は7場所でした。先場所では史上7人目の大関から十両に陥落しました。

今年1月の初場所での琴勝峰（佐渡ケ嶽）との試合で左肩を負傷し、翌日には左肩関節脱臼の診断書を提出して休場しました。これまでに膝の前十字靱帯損傷や肩腱板断裂など数々のけがを経験してきましたが、肩関節脱臼は初めてのものでした。今場所前には「戻ってくることはまだ分かりませんが、気持ち的には相撲を続けたいです」と、現役続行への意思を示していました。






本当に残園です・・。